僕の宵と明けの唄

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アスペルガー症候群の僕の生活・趣味を綴ります。

青森県・下北半島旅、台風直撃!?。盛岡~浅虫~恐山~尻屋崎 その2

 

■歴史ある名湯「柳の湯」

 浅虫まで着くとすっかり雨も止み、陽もさしていました。

 旅館に行く前に、道の駅によりましたが、5階建ての建物で、最上階が展望温泉になっています。

 3階から外の陸奥湾を眺望できるスロープがあったので、ぽかんとお椀型に浮かんだ島、湯の島やら海やらを眺め、台風の余波の強い風に吹かれながら、しばしのんびりとしました。

 

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 15:30、「柳の湯」に着くと、とても感じの良い対応で、部屋が変わったことなどの詫びを言われました。

 仲居さんが「ここはぎりぎり津軽なんですよ。津軽と南部は仲が悪くて・・・」などと笑っておっしゃいましたが、こちらは「すいません、南部から来ました。かみさんは伊達藩ですけど」などと、笑い合いました。

 

 部屋は作りも新しいとはいえませんが、1700年創業の本陣—-江戸時代の宿場の大旅籠で大名らが泊まったという歴史ある宿に期待も膨らみます。

 もっとも、期待の中心は、250年前に津軽公が作ったという、ひば造りの「御湯殿」という風呂です。

 男女で時間が分けられていて、到着したあたりは女性入浴時間でした。女性13:0019:00、男性19:309:00という時間割です。

 

しっとりとした風呂

 そういうわけで、かみさんが先に御湯殿に入りましたが、「しっとりとしていた」ということでした。また、仕事柄、手の指の荒れがひどいかみさんですが、風呂に浸かっているうちに、荒れている指先の皮が、べろっとむけたとのこと。

 

 僕も違う風呂に入りましたが、早々に上がり、テレビを見たのですが、下北半島は大荒れだったようで、実は当初、泊まろうかと考えていたむつ市が地域によって床下浸水するほどの雨量なことを知りました。

 次の日の旅程を考えると、距離を稼いでおきたかったのですが、浅虫泊まりにしておいてよかったです。

 

 で、19:00から部屋食の夕食でしたが、山海の珍味を前に、特に名物のホタテを前にして、特にかみさんはお腹がまだいっぱいで、僕はといえば、胃袋が大きいので、なんとか食べましたが、最後のデザートというスイカは残しました。

 

 午後のラーメンはおやつというわけにはいきませんでした。

 

 しばらく、お腹のゆるむのを待って、僕も「御湯殿」に向かいました。

 内湯やシャワーの下に階段があり、二坪ほどの広さのお湯があります。幸い、僕以外に入浴者もおらず、ひとり、木の香りを感じ、殿さま気分を味わいながら、浸かりました。

 ほかの風呂より、湯温も熱く、心地よい風呂でした。また、ひばもいい具合の色合いに染まっており、歴史を感じさせます。 

 

 夜はかみさんは、疲れからすぐに寝息を立てましたが、僕はといえば、珍しく眠ることができ、夜10時半には寝たと思います。

 

 歴史ある温泉の効果でしょうか。

 

 それでも翌朝4:00には目が覚めて、もう一回、「御湯殿」の湯を体にしみこませてきました。

 

 

 この旅の本番、二日目の下北半島旅については次回。