掌蹠膿疱症の治癒に向けて〜すべての同じ病気で苦しむ人へ。その2
■あっけない幕切れ
2015年夏、あとで、胆石症に伴う胆のう除去手術(母ではなく自分の)のてんまつを恨みがましく書く機会があるかもしれませんが、これを行ったことや、入院生活でのバランスの取れた食事、体のスリム化がよかったのか、症状は劇的に改善しました。
以下、罹患者である以外はまったくのシロウトですが、治癒に向かった理由を推察したいと思います。
1.3カ月、胆石症で苦しんだ結果、食べることが怖くなり、カロリー控え目の食生活でおよそ10キロの減量に成功し、腸内環境も改善した。
2.最終的には、胆石症という結果に現れたが、問題のあった個所が取り除かれたことにより、内臓の状態がよくなった。
3.専門的な表現がわからず、変な表現になるが、3年の闘病生活で、病気の元が経年劣化した。
などが、考えられます。
でも、あくまでも、この病気がそもそも原因不明の病気であることもあり、「わからない」というのが、正直な気持ちです。
扁桃腺の切除
2016年4月。それでもまだ、以前ほどではないものの、足の裏全体のけば立ちなどが表出するときがあったので、前年の胆のう除去で、全身麻酔など、「手術慣れ」したことが主な原動力となり、扁桃腺の切除を決めました。
年齢のせいか、予後も悪く予定より入院が長引き、喉の痛みもひどいものでしたが、結果よかったです。
というのも、最初に受診した総合病院の耳鼻咽喉科の医師に執刀してもらったのですが、およそ4年の間に、術例を重ねられたようで、「大体、扁桃腺切除後に一回悪化して、その後よくなるパターンが多いです」と話され、自分の場合も、まさにそういう経過をたどったからです。
■でも、やはり、原因不明
自分の場合、結果オーライだったというだけで、もともと、扁桃腺切除術をためらった理由として、治癒に期待できる効果が20%、あるいはそれ以下であることを言われていたということがあります。
身もふたもないのですが、原因の一つに腸内環境を整えることがあるのならば、食生活に気をつけることがベターな方法のような気がします。
僕の場合、胆石発作という猛烈な痛みで強制的にそう導かれたように。
追記になりますが、胆石を発症させたということからして、内臓関係、特に僕の場合はメタボリックな体形のため、
・肝臓も脂肪肝だし
・糖尿病も閾値だし、
これからの生活を運動も食生活も含めて、気をつけていかないと、と気持ちばかりあせって、心の病との悪循環も引き起こしてしまっています。
父方の祖父、祖母、母方の祖父、父と皆、糖尿病を患っていたことも十字架として背負っていることもあります。
好循環を作り出すための活動を、よほど意識的にやっていかないとだめな年齢、時期に来ていると感じています。