僕の宵と明けの唄

僕の宵と明けの唄

アスペルガー症候群の僕の生活・趣味を綴ります。

富山・金沢の旅の思い出や旧交の温かさ

■旧交の温かさ
旧交はありがたいもので、こないだtatsutooさんから、富山と京都丹後の旅行のおみやげをいただいた。

「霊水入り醤油あなん谷(たん)」を一升、富山の名酒・富美菊の「辛口」、石川県河北郡津幡(つはた)町にあるレストランとケーキの店「マロニエ」さんのいちじく入りクッキー、立山のおかゆ、京都丹後の二十世紀梨などなど沢山いただいた。

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富美菊 特選辛口 1800ml

この旧交は、前の職場で全国の広報に関わっている職員が集まり、研修を受けたことに始まる。

その時に知り合ったのが、富山にはIkeさんがおり、京都丹後にはmorさんがおられる。

岩手から参加したのがtatsutooさんであり僕だった。

各県の人々と毎夜飲み明かし、富山の「立山」やら、京都の「丹後美人」といった名酒をいただいた。

最後の晩には、僕のだらしないお腹にカエルの絵をIkeさんが書き、大いに盛り上がった。

その後も交流は続き、前に書いたが富山に「風の盆」を見にいった時にIkeさん宅に泊めさせていただいた。

Ikeさんが、岩手に来られた時は、僕が小岩井農場やらを案内した。

金沢へ今の妻と旅行した際にも、いろんなところへ連れて行っていただくなどお世話になった。

また、季節の時々に「氷見饂飩」やら、ラグビーボールのような形をしてさらにそれよりもでかい「入善ジャンボ西瓜」や、「マロニエ」さんの季節の果物をそものまま使ったケーキなどを送ってもらった。

海津屋 氷見うどん細めん7本入

初めて出会って15年も経つのだが、職を去った僕にこうまでしてくれるありがたい人々である。

金沢旅を思い出す

もう遠い昔になってしまったが、かみさんと知り合っての初めての遠方への旅行だった金沢旅行について思い出して書いてみたいと思う。

行ったところはおきまりのコースで、しかも、自分が体調が悪いこともあり、行ってないところも多い。

仙台からANAを使い、小松空港へ。泊まった宿は金沢中心街のANAのホテルだった。

Ikeさんと久しぶりの再会を果たし、Ikeさんに、石川県の「車で走れる砂浜・千里浜(ちりはま)ドライブウェイ」に連れていってもらい日本海の海岸線の砂浜を走って、浜で3人で遊んだ。

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その時に見た海の穏やかな波を忘れない。

夜は「マロニエ」さんの絶品、フランス料理のフルコースを振舞ってもらった。

ステーキのほか、僕は当時はまだ食べたことがなかったオマール海老などをいただいた。

そして、ご夫婦でやっておられるレストランだったが、奥様には、とてもよくしてもらい、旅から帰って、その後も気にかけてくださっていることなどを聞いている。

こういったところまで連れて行ってもらい想い出以上のものをもらったのは、Ikeさんのおかげである。

人生生きていれば、素敵な人たちとの出会いがある。

兼六園東茶屋街泉鏡花記念館~西茶屋街
翌日は、いつかは行ってみたいと思っていた「兼六園」を回った。9月だったがすごく暑かったのを覚えている。

東茶屋街も回った。金箔を施した畳敷きの間や、芸妓さんを描いた襖絵など異空間にいるようだった。

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泉鏡花記念館を観て、泉鏡花の描く幽玄な世界にも触れた。そこから続く暗がり坂も幽玄な世界の延長線上に感じられた。

夜は、高級な居酒屋へ行き、目ん玉が飛び出るほど支払ってきたが、「フグの白子」「富山湾白海老の刺身」「のどぐろ」の焼き物など、どれもこれも初めて食するもので豪華料理を堪能した。

かみさんが、これでもかと頼む姿勢に、あとで聞いたら、居酒屋の女将の対応が気に入らず、「なめられないよう」にした結果だったというから、かみさんの知られざる一面を見て、その後の尻に敷かれる今の生活への伏線となっている。

翌日は、西茶屋街へ行き、金沢のレトロな造りのバスにも乗った。島田清次郎記念館に行き、未知の早熟・早世の作家の世界に触れた。


そんなこんなで、かみさんの仕事が忙しく、次に遠方へ時間の余裕をもって旅をできたのは、かみさんが前の職場を辞め、休みを取れた金沢旅行から十年以上経った京都旅行だった。

それでも贅沢な話かもしれないが。

もう遠方へ二人で行けることは、しばらくないだろう。

そして、それまで、人生をあきらめないで生きていこうと思う。