僕の宵と明けの唄

僕の宵と明けの唄

アスペルガー症候群の僕の生活・趣味を綴ります。

アスペルガー症候群と人との「距離感」

 

 「距離感」・・・これは、支援する・しない、手を差し伸べる・差し伸べないに関係なく、相手の姿勢にも関係がある。

 支援を受ける中で、これが、自分の今の一番の課題として浮かび上がってきた。

 

 僕は、5回にわたる診療を受けた結果を元に、前にも書いた、能力のアンバランスさのほかに以下の点を考えられることとして、支援者から挙げられた。

 〇コミュニケーションの苦手さ

 〇白黒で考える傾向

 〇フラッシュバックを見る(悪夢が続く)

 〇映像として記憶が残りやすい

などである。

 そして、繰り返しになるが、ここにきて、課題となってきたのが「距離感」である。

 

 僕のアスペルガー症候群の特性が、得意分野に対しては、力を発揮して、時として、「過集中」になり、自分で気をつけることがまだまだ未熟で、過集中の弊害として、虚脱感や心身の不調になることを前に書いた。

 

 それと同じようなことが、人間関係においても起きる。

 

テーマ設定で次の段階へ

 「この人はわかってくれる」と思った人に対して、必要以上に距離が近くなってしまうのだ。そして、相手の立場や事情を考えるのが苦手という特性とも相まって、時に迷惑がられたり、人間観察力に長けていたり、直観力に長けていることから、相手の心情を考えず、時に他人を傷つけてしまうこともあったということだ。

 

 3カ月前の支援者との相談訪問の中で、このことをテーマにして、話し合った。

 

 その時、びっくりしたのは、一緒に訪問に帯同してくれた妻も、相談に乗ってもらっているTさんも、どちらもが、人との距離感レベルにおいて、「あいさつ程度」というレベル0のシチュエーションが多い、ということだったのだ。

 

 僕はといえば、レベル1の時々話したり、一緒に活動したりでもなく、レベル2の一緒に遊んだり話したり、協力したり、か、レベル3の一緒に遊んだり助け合ったり、相談したりという場合が非常に多いということが、妻からの客観的な視点としても多いことが、言明された。

 

 しかも、自分では、数カ月前から思っていたことだが、そういった近しい関係と思っている人に対して、相談や協力の上でバランスを欠いて、自分ばかりが、相談をしたり、協力を要請したり、という場合が多く、「これでは、人も離れていくだろう」と思っていたところだったのだ。

 

 次回の相談では、「適度に距離感を保つ」とか、こういったところを、もう少し詰めて話し合いたいと思っているし、社会性をどういったシチュエーションでスキルトレーニングしていけばいいかも(SSTの実践)、考えていきたいと思っている。

 で、今は、妻も繁忙期で、早朝から深夜までの勤務なので、妻を支えることを第一優先に生きていきたいと思う。