僕の宵と明けの唄

僕の宵と明けの唄

アスペルガー症候群の僕の生活・趣味を綴ります。

右わき腹痛は、エコーを撮ってもらうこと!!その2~胆石発作怒りの夏!!

■その時、僕が怒っていなければどうなっていたのだろう。。。

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夕食後にミックスナッツを食べる。

これが、爆発的な右わき腹の痛みを引き起こす。

吐き気をもよおし、ひとしきり吐く。

救急車で救急病院へ。

その時は、立て続けに3人が救急搬送されてきたものだから、救急医の若い医師も半ぎれで、消防署の救急隊員にひとしきり文句を言っていたのを覚えている。

まず、普通のCTを撮る。異常なし。

医師は、消化器の専門医と電話で相談し、「精神的なものなんじゃないか」と話している。

 

ここで、僕は切れた。。。

3カ月も痛みが続いているのに、精神的なものってことないだろ。エコーを撮ってくれ!エコーを!」

 

必死に冷静になろうとする医師。

「わかったから。。。エコー撮るから。。。」

ほどなくしてエコーが始まる。

 

医師、神妙になる。

「・・・・・泥があるね。・・・ああ、石がある。・・・・・・悪かった。こりゃ胆石だ。。。」

 

やがて、やってきた消化器の専門医は痛み止めを処方するのみ。

 

・診療費15,720円

 

「えっ?前にもここで、診てもらったの?。。。」

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帰宅し、朝になっても痛みは続き、救急で入った病院に電話したら、

「かかりつけの(総合)病院に行ってください」だと。

 

それで、かかりつけの病院に行ったら、即入院。

 

ベテランの消化器専門医は新たに撮った普通のCT画像を観ただけで、

「えっ?前にもここで、診てもらったの?。。。」

僕:「ええ。その時は異常なしと言われました。(かかりつけが糖代謝科の医師だったため)消化器に紹介状を書いてくださいと言いましたが、『私が診ます』とのことでした」

医師:「うーん。まあ、これだけ、泥がたまっていれば、なかなか発見するのも難しいだろう。。。」

 

それから、手術の日まで、ベッドに横になりながら、右わき腹の激烈な痛みは続く。

6時間に一回しか投与できない、痛み止めの強い座薬が3時間しか効かないので、残りの3時間、苦悶する。

苦しい地獄にいた。

この世に地獄はあるのだ。

 

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手術。

幸い、執刀医は胆のう摘出手術の若い名医であった。

僕の命を救ってくれた一人である。

 

全身麻酔なので、あっという間に終わった感があるが、1時間の予定時間をオーバーして、2時間かかったとのこと。

胆のうは腫れ上がり、かなり腐っていたという。

 

痛みの正体は真っ黒い石が二つ。

 

母も前年に胆のう切除をしたのだが、胆石発作などの痛みはまったくなかった。というのも、母の石は梅の種大の石が一つ。

僕の場合は、それよりも小さいものが二つ。

これが、胆管という肝臓と胆のうと胃をつなぐ管に、胆のうからの胆汁が胃に運ばれるに際して、胆管

に詰まり、痛みを引き起こしていたもののようだ。

 

痛みは消え去り、さらに手術後の3食、糖尿病食一週間余の効果か、体重も60キロ台まで減っていた。

保険にも入院初日から1万円が支給されるものに加入していたので、手術給付金と合わせ、微々たるものだったが、胆のうを失ったかわりに黒字収支だった。

 

その時も今も考えているが、 

 

「なぜ、最初の総合病院の医師はエコーを撮らなかっただろう」

 

「なぜ、若い糖代謝科の女性医師は『自分で診る』ことを選択したのだろう」

 

「なぜ、救急医は・・・」

 

・・・でも、正直、現代の医学の発達に感謝します。